先日フランス旅行のプランを立てる際に、ChatGPTを旅行計画に使ってみました。観光スポットの位置関係やホテルからの距離を整理するのに便利だったので、今回はパリミュージアムパス2日券を効率よく使うための旅程づくりにも活用してみました。
目次
パリミュージアムパスの仕組み
パリミュージアムパスは、パリ市内とその近郊にある50ヶ所以上の美術館や歴史的モニュメントに入場できる共通パスです。パスを購入すると、対象施設を有効期間中に利用できるようになります。
パスは2日券、4日券、6日券から選べ、最初に観光施設に入場した時点から有効期限のカウントが始まります。なので、自分の旅程に合わせて有効期限のカウントを始めることができるのです。
パスを持っていれば、その都度チケットを購入する必要がありません。また、施設によっては専用または優先入場レーンを利用できます。またルーブルや人気の美術館などでは、別途入場時間の予約が必要となるので、おおまかな旅程を立てて予約も済ませておくと安心です。
2日券、4日券、6日券の料金や、どの観光施設が対象になっているかはオフィシャルサイトから最新情報を確認することをおすすめします。
パリミュージアムパスで効率的に回るために確認したこと
できるだけ効率的に美術館を巡ろうと、私たちは2日券を購入することにしました。相方は初めてのパリになるので、ルーブル美術館は押さえておきたい。そしてベルサイユ宮殿もぜひ連れて行きたいと考えていました。
まずやったことは、行きたい美術館や入場料の発生する観光スポットをリストアップし、それらがパリミュージアムパスの対象施設になっているかの確認です。私が行きたいと思っていたブルス・ド・コメルスは対象ではありませんでした。エッフェル塔の入場料もカバーされていません。
次に、パスがあっても事前予約が必要かどうか、移動距離、休館日などをざっくりと確認しました。移動距離を把握するのには、前回ChatGPTで作ったマップが役立ちました。この時点でミュージアムパスを使って行きたいスポットは、この4ヶ所に絞りました。
- ルーブル美術館
- オルセー美術館
- オランジュリー美術館
- ベルサイユ宮殿
ミュージアムパス公式サイトでも、「4ヶ所以上訪れる場合、2日券を購入する方がお得です」と目安の案内があったので、いったん上のリストで十分だろうと満足していました。ただ、実際に2日間の旅程に当てはめてみると、ほかにも無理なく入れられる場所はないか、移動順はこれで効率的かが気になってきました。そこで、ChatGPTに旅程全体を渡して壁打ちしてみることにしました。
ChatGPTを使って2日間の回り方を組んでみた
私がChatGPTに伝えたのは、主に次の情報です。
- パリ滞在は5日間
- すでに予約済みの予定
- パリミュージアムパス2日券を購入していること
- 行きたい美術館・観光スポット
- 郊外の日帰り候補
- 無理のない旅程にしたいこと
ChatGPTに入力したプロンプト
パリに5日間行く予定です。まずは1〜3日目の計画について壁打ちしたいです。すでに予約している観光スポットもあり、現在の予定はこんな感じです。
1日目
午前11時前にパリに到着予定です。ランチをして、その後13:30に予約しているエッフェル塔に行きます。ホテルのチェックインは15:00なので、15:00以降にホテルに到着する予定です。今のところ夜の予定はありませんが、軽くできるアクティビティをおすすめしてもらえますか?
2日目
2日間有効のパリミュージアムパスを購入しました。午前中はサント・シャペルに行き、その後ランチをして、14:00に予約しているヴェルサイユ宮殿へ電車で向かう予定です。パリに戻ってきた後、夜にミュージアムパスを使って行ける美術館や観光スポットはありますか?
3日目
オルセー美術館、オランジュリー美術館、その後ルーブル美術館に行く予定です。3日目はこれで十分だと思っています。
以下は4〜5日目に行くことを検討している場所です。
- 日没後のセーヌ川クルーズ
- 日没時の凱旋門
- ル・マレ
- ギャラリー・ラファイエットの屋上
- リュクサンブール公園
- Bourse de Commerce – Pinault Collection(Museum Pass対象外)
- トロカデロ
- モンマルトル
- サクレ・クール寺院
- ノートルダム大聖堂(無料)
- ロダン美術館
- ル・ボン・マルシェ
パリ郊外への日帰り旅行も1日検討しています。候補は:
- フォンテーヌブロー
- プロヴァン
- ジヴェルニー
すると、疲れていた/元気がある場合のアクティビティ案、どの美術館から回り始めるのがいいか、夜の時間帯にミュージアムパスを使って入場できるアトラクションなど、とても詳細なフィードバックが返ってきました。
1日目の夜にノートルダム大聖堂へ行く案が出たり、凱旋門の展望台もミュージアムパスの対象だと気づいたり(完全に見落としていました…)、美術館の入場時間予約についてもリマインドしてくれたりと、大助かりでした。
出てきた回答にさらにツッコミを入れながら、順序を修正したり候補を入れ替えたりしてできたのが、下の仮スケジュールです。
スケジュール表(仮)
| 旅程 | テーマ |
|---|---|
| 1日目 | 到着+エッフェル塔+軽い夜 |
| 2日目 | サント・シャペル+ヴェルサイユ+夜の凱旋門 |
| 3日目 | オランジュリー+オルセー+ルーヴル |
| 4日目 | モンマルトル+ギャラリー・ラファイエット+Bourse+セーヌ川クルーズ |
| 5日目 | ロダン+ル・ボン・マルシェ+リュクサンブール+ル・マレ+トロカデロ |
ここからさらに1日の流れを細かく作りたかったので、「目安の所要時間も含めて無理なく回れる計画を提案して」と指示すると、予定を見やすい表にして出すことができました。
ChatGPTで計画してみた感想
ミュージアムパス2日券を使って、どれだけ効率的に回れそうか計画してみました。初めは余裕を持ってと思い、元が取れるギリギリのラインで計画を立てていました。しかしChatGPTで旅程の壁打ちをした結果、凱旋門の展望台など見落としていたアトラクションも計画に組み込むことができ、うまくいけば、ミュージアムパスを使って6ヶ所回れそうだと分かりました。これは嬉しい発見です。
ミュージアムパスを持っていても事前予約が必要な施設があるので、まず予約時間が固定される施設を決め、そこから周辺の予定を組んでいくと計画しやすいと感じました。限られた時間の中で複数の施設を回りたい場合、ChatGPTで候補を並べてシミュレーションできるのはかなり便利です。
ただし、AIは完璧ではありません。古い情報を参照している可能性もあるため、ChatGPTで旅程のたたき台を作った後は、各施設やミュージアムパスの公式サイトで最新情報を確認してから予約するつもりです。
