青空に映えるスペインの国旗

イギリスからスペイン旅行:マドリード・トレド編

イギリスに拠点を持つメリットは、ヨーロッパへのアクセスがいいことです。隣の県に遊びに行く感覚で海外旅行ができるのが気に入っています。今回は5月の下旬から6月の最初の週にかけて、スペインを旅行してきました。

マドリード1日目

朝8時のフライトに乗り、スペイン時間お昼前に到着。入国審査はEゲートになっていましたが、それを通る前にマニュアルで個人情報の登録をする機械に並ぶため、30分強かかってスペインに入国しました。空港の外に出て印象的だったのが、喫煙者の多さ。たまたまなのか、喫煙できるスポット(公共の灰皿)が空港から一歩外に出たところに多数設置されていました。喫煙者にとっては嬉しいのかも?煙の匂いが苦手な私は逃げ場がなく感じ、若干苦しかったです。

マドリード中心まではバスで安く移動できます。そのうえ空港が市内からそう遠くなく、思いの外スムーズに宿のあるエリアまで到着できました。

到着した日は6月にまだ入ってないというのに日中の気温は35度。日差しが刺すように痛い感じ。でも湿気がなくてすごくカラッとしています。イギリスでは味わえない暑さです。朝4時起きで寝不足、そしてこの高温の中を歩き回って体力が消耗されるのが怖かったので、そのあたりにあったタイ料理屋さんへ。  

マドリードに来て、しかも1食目がタイ料理!?というツッコミは置いておき、非常に美味しかったです。グリーンカレーを頼んだのですが、暑い国の料理は暑い気候と合うのか絶品に感じました。

ランチ後、宿泊先にチェックイン。少しエアコンの中で休んで体力を回復させた後、近所のスーパーに食料の買い出しに行きました。ローカルのスーパー見るの好きなんですよね、その土地の食材が見えるので楽しいです。

早朝からの移動とフライト、気温に身体があまり慣れていないということで、大事をとって夜はお出かけせずにお宿でゆっくりすることに。なので1日目は車窓からマドリードを眺めたのと、タイ料理、ローカルのスーパーをチェックするだけになりました。

マドリード2日目

たっぷり寝た後、次の日は朝からお出かけします。午前中だと20度前半の気温で気持ちいい。気温が上がる前に主要な観光スポットを歩いてまわることにしました。

路地裏のカフェでは日曜日ということもあるのか、家族や子ども連れでコーヒーやオレンジジュースを楽しんでいる様子が見られました。女性も男性もラフな格好でいるのにきちんと感があって、なんでもない家族団欒がより素敵に見えます。

北方面から到着した私たちは、Royal Palace of Madrid、Royal Palace’s Ledge Viewpoint、Catedral de Santa Maria la Real de la Almundena、Mercado de San Miguel、Plaza Mayor、Museo Nacional del Prado、El Rietro Parkの順にみて行きました。

道幅が狭いところもあるのですが、歩行者が歩く場所が広く設計されている街という印象を受けました。観光客もいて人は多いはずなのに、イギリスロンドンのようにすれ違う時に肩がぶつかりそうになるみたいなことがないのです。

美術館Museo Nacional del Pradoに行く前に、お昼休憩を挟もうということになりました。スペインらしいものが食べたいと周辺のレストランを検索するも、観光客向けなお店が多い感じ。探すこと数分、なんか良さそうと見つけたのがアルゼンチン料理のレストラン。はい、ここでもスペイン料理を選ばないという不思議な選択をする私たち。まだ滞在日数あるしと自分たちに言い聞かし、アルゼンチン料理屋さんでシーフード(タコのグリル)に舌鼓を打ちました。

お腹を満たした後は美術館へ。Museo Nacional del Pradoは見応えがありました。有名なゴヤの絵、個人的に好きなラファエロの作品もありましたし、キャプションにも目を通していたら全然時間が足りません。この美術館、作品の写真撮影が禁止になっているので、カメラを構えた時点でスタッフに注意されます。わぁ素敵と思って無意識に携帯のカメラを向けた瞬間、さっと現れたスタッフに止められてしまいました。

美術館を堪能したあとは隣接するEl Rietro Parkへ。夕方5時近いというのに、気温は下がらず。公園も日陰が少なく、歩いて回るのはしんどいです。もっと涼しいと公園のお散歩も数倍楽しめるので、来るなら夜の時間帯が良かったかもと少し後悔。

ユネスコ世界遺産の都市トレドへ

私は旅行に行くと、いつも近場の小さな村に足を伸ばしたくなってしまいます。マドリードから日帰りでいける可愛い村とかないかなと検索するうちに、トレドという歴史都市があることを知りました。調べるとトレドはユネスコ世界遺産に登録されている都市で、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の3つの文化が共存したユニークな背景を持つそう。Google Mapで中世の街並みが残されている写真を見た瞬間、ここに行くべきだ!と強い直感が働きました。

一人旅ならフットワーク軽くいろんなところに出向くのですが、今回は相方も一緒。あまり予定を詰め込みたくない相方の意向を尊重し、マドリードの様子を見てから決めようと話していました。が、丸一日マドリードで過ごす中でトレド行きを忘れらません。交通手段、かかる金額、距離、都市のユニークさなど、なぜトレドに行くべきかプレゼンし、相方の同意を得て前日にトレド行きを決めたのでした。

電車のチケットに限りがあるので、行くことを検討する方は早めに電車のチケットを押さえることをお勧めします。私たちがオンラインでチケットを買った時もすでにちょうどいい時間帯のチケットは売り切れていました。

マドリードから快速電車でトレドまで30分、あっという間に到着しました。トレド駅では、建物の外観と内装のデザインにまず圧倒されます。駅を出て西の方に歩いて行くと、丘の上に城壁で囲まれた旧市街が見えてくるのですが、この時点でテンション上がってきます。

一休みできそうなレストランを探すべく、二人でGoogle Mapを開きながら迷っていると、現地の人らしい方に「すぐそこの角を曲がったところに良いレストランがあるよ」と教えてもらいました。実際行ってみると、いかにも地元の人の行きつけといった感じの場所で外国人は私たちだけ。年配の男性がメニューを持ってきて対応してくれ、私たちはありったけの片言のスペイン語で、向こうはスペイン語と英語のメニューでコミュニケーション。これぞ言語の違う国に旅行する醍醐味といった感じです。無事イベリコハムを挟んだバゲットとコーヒーを頼み、涼しい店内でエネルギーをチャージすることができました。 

城壁に囲まれた旧市街にたどり着くのに、坂道を地道に登るルートとエスカレーターで登れるルートがあります。私たちはエスカレーターのルートを知らず、35℃にもなる炎天下の中を歩いて登りました。坂道を登るにつれて、後ろを振り返ると、数キロ先まで見渡せるようになります。赤レンガの屋根、雲一つない青空、トレドを横断する川、灼熱の太陽で黄色くなってしまった芝や植物、剥き出しの土と岩場。普段住む場所と全く違う景色が広がり、これだけで感動します。

旧市街に入ると、もちろん観光地化されているのですが、建物や細い道などがそのまま保存されているので、中世にタイムスリップしたかのような気分になります。メインの通りにはアーケードのような日よけが設置されていて日陰が作られており、暑い中でも比較的歩きやすいです。

トレドの日陰のあるメイン通り

細道がどこに続くかランダムに歩き、面白そうと思ったお土産屋さんを覗いたり、展望スポットに行って眺めを楽しんだり、お茶休憩をしたりと、帰りの電車の時間までゆっくり過ごしました。初めはトレド行きを渋っていた相方も、「こういうところ僕も好物なんだよ」と目をキラキラさせて滞在を楽しんでいました。数時間の滞在だけでは足りないなと感じたので、次はせめて1泊は過ごしたいねと話しながらマドリードへ戻ったのでした。  


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