イギリス移住前にやっておけばよかったこと

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私はイギリスに来るとき、かなり勢いで渡英しました。結果的には何とかなりましたが、今振り返ると、英語・貯金・仕事など、渡英前にもう少し準備しておけば楽だったかもと思うことがあります。

英語力をできるだけ上げておく

初めは大学院入学を目的としていたので、2年弱ほどIELTSの勉強をしていました。なんとか中レベルの大学院からConditional offerをもらえるレベルまでスコアは上げられていたと思います。

結果的に、たまたま思いつきで応募したYMSビザに当選したので(懐かしいですね、当時は抽選だったのです)渡英の計画を前倒しにして、えいやっと勢いでこちらに来ることに。

当時は働きながら英語の勉強をしていました。仕事後や週末にテキストでIELTS対策をするほか、日英バイリンガルトーストマスターズに通って英語のスピーチの練習をしたり、オンライン英会話で話す練習をしたり、イギリスが舞台の映画を観て耳を慣らそうとしたり、英語力向上につながりそうなことを色々やっていました。

当時に戻ってやり直せるとしたら、英会話レベルの底上げを徹底すると思います。会話がスムーズにできれば、その後の仕事探しや人間関係の広がりに大きく影響すると感じるからです。英会話が強い人とそうじゃない人を見ていて、仕事で昇進するスピードをとってみても、英会話が強い人の方が早い印象を受けました。

できるだけ資金を準備しておく

資金は多ければ多いに越したことはないです。資金体力があると安心と安全を買うことができます。また、物価が高い国でお金を切り詰めて生活しないといけないとなると、精神的にもしんどいものがあります。

私の場合は、大学院の費用と12ヶ月分の生活費はカバーできるだろうというくらいのギリギリの資金しか準備できませんでした。なんとか仕事を見つけてポンドで収入を得られるようになっても、貯金に回せるお金は多くなかったです。

駐在で来る場合などを除き、ポーンと1人で外国に来るとアクセスできるセーフティネットも限られてきます。自由に使える資金があれば心の余裕と選べる選択肢も増えるので、お金は十分に準備しておくと安心です。

イギリスでの生活費を調べておく

日々の食材や日用品がどのくらいするのか、今では色んな方がSNSで発信しているので、生活費がだいたいどのくらいかかるか検討がつきやすくなっていますね。スーパーによる違いはあるものの、住居費ほど大きく予算を左右する部分ではないと感じます。 

支出の大きな割合を占めるのは、毎月払う家賃になってきます。そして、どんな場所に住むかによって大きく変わってくるのが家賃です。多くの場合、家賃を抑えるためにシェアフラットに入居することが多いと思います。シェアフラットでも、ロンドンのZone1に住むのとZone5に住むのとでは、物件によって月£100〜200くらい変わってくるのではないでしょうか。

人と共有したくない場合は、スタジオや1ベッドルームなどを借りることになります。家賃はシェアフラットよりも高くなりますし、学生などの免除対象でなければ、カウンシルタックスも考える必要があります。

自分のライフスタイルやこだわりなどで住居にかかるお金が大幅に変わるので、生活費から逆算して移住費の準備を進めると、見積もりを大きく外さないと思います。 

仕事について調べておく

特にYMSなど、渡英後に仕事を探す予定の人にとっては重要な部分です。10年以上前は、今のように現地の生活を発信している人が少なかったので、情報はすごく限られていました。その中でも私は個人ブログを読みあさり、自分と似た境遇の人が渡英後どんな仕事についているか把握するところから始めました。

個人ブログで発信してくださっていた先輩たちの実体験を読む中で、「海外に移住」と聞くと自動的に湧いてくるキラキラしたイメージは全くなくなり、どうやったら厳しさの中で生き残れるかの方に頭が向いていたと思います。でもそうは言っても、イギリスに来てどんな仕事ができるかわからない状態だったので、仕事探しはこちらに来てからのらりくらり始めた感じです。今思えば、ここはもう少し早く動いておけばよかった部分です。

もし渡英前の自分に戻れるとしたら、ビザを確保した時点で日本から就職活動を始めると思います。今はLinkedInがあるので、そのプラットフォームを使って仕事に応募したり、気になる職種についている人にメッセージを送って話を聞いてみたりするなど、現地の様子や情報収集が比較的簡単に行えます。渡英前から調べておけば、「こんなはずじゃなかった」と無駄に落胆せずに済むのでおすすめです。

完璧に準備できなくても行ってみる

私はどちらかというと石橋を叩いて渡るタイプです。本当はもっと準備したかったけれど、YMSビザに当たってしまったことで、計画を少し前倒しにする形で渡英しました。生存者バイアスかもしれませんが、良くも悪くも結果オーライに収まったと思います。

実際に来てなんとかなることもありますし、逆になんともならないこともありました。振り返ってみて、そのなんともならないことを解決するのが、英語力や準備資金だったことが多かったかなと感じます。

それでも、チャンスがあるならやってみる精神は大事にした方がいいと思います。準備できることはできるだけ準備する。でも、すべてが整うまで待ち続けない。振り返ってみると、そのくらいのバランスがちょうどよかったのかも。

もしあの時YMSビザに当選しなかったら渡英がもっと遅れたり、逆に日本の生活が上手くいって日本から出るのを辞めたりなど、私の人生は全く違うものになっていたかもしれません。