セビリア旅行記|もう一度行きたくなったレストラン

セビリアで2日通ったレストラン

マドリードからセビリアに移動後、乾いた熱気と気温35℃に出迎えられ、駅から徒歩20分かけてお宿に辿り着いた私たち。一休みして夕ご飯に出かけます。

路地裏のレストラン

Google Reviewや掲載されている写真を参考に、お宿から近いレストランに向かいました。お店までの道は大通りではなく、ローカルな雰囲気の路地へと続いていました。時刻は夕方6時。まだまだ気温も太陽も落ちません。 

お店を開けた直後ということもあり、入店すると私たちが1番乗りの客でした。人の良さそうなウェイターのお兄さんが、イタリア語、スペイン語、英語と複数言語を使って案内してくれます。腹ペコな私たちはいろいろ試したくて、スターターから2品、メインから2品頼もうとしました。それを聞いたお兄さんは「これはスターターだけどボリュームがあるから、4品は二人で食べきれないと思うよ」と親切にも教えてくれました。相方と考え直したあと、今夜はシーフード縛りにすることに。飲み物は白ワインが好みと伝えると、注文した料理に合うグラスワインもおすすめしてくれました。

スターターはマグロの燻製(Cured tuna)のスライスに、オリーブオイルとカリッとしたアーモンドがトッピングされたもの。これ、一口食べて唸りました。燻製されることによってマグロの旨みがぎゅっと凝縮され、少量だけどバランスのいいオリーブオイルとアーモンドが、口の中で香ばしさとマグロの味を引き立てるのです。

イギリスのスーパーでもマグロを含む魚、エビや貝類を買えますが、タイミングが悪いと鮮度が落ちていたり魚くさい臭いが強烈なので、質のいい魚介を食べる機会があまりありませんでした。それもあって感動です。 

おすすめしてくれた白ワインはアンダルシア地方で作られているワインでした。フルーティだけど甘すぎず、後味にキュッとミネラル感が残る感じ。これはもう食べ物も飲み物も進むわけです。普段はワインをあまり選ばない相方でも、この白ワインは気に入ったよう。

メインはタコとイカのグリルを2人でシェアしました。イカ一杯とタコの分厚い足がそれぞれ丸ごとグリルされた豪快な料理です。新鮮でプリッとしていて、とても美味しい。ああ、食って大事だなと改めて感じます。 

全部完食し、腹八分目ほどになりました。が、食いしん坊の私たちはデザートも食べてみたいということになり、デザートメニューをもらいました。もちろん1人1品頼みます。そして白ワインもおかわり。食いっぷりが良かったのか、ウェイターのお兄さんが私たちを気に入ってくださり、食後酒をサービスしてくれました。シェリー酒のような甘いものと、レモンスカッシュの甘くないバージョンの2種類を楽しみました。

デザートには、そのレストランおすすめのチーズケーキと、ミルフィーユより薄いパリッとした生地にカスタードがサンドされたものをいただきました。程よい甘さとクリームのコクがどっちも美味しい。ふらっと入った場所で(特にイギリスでは)、前菜からメイン、そしてデザートまで当たりのお店ってなかなか出会えません。感動を噛み締めながら最後のひとくちまで綺麗に食べて、私たちはお店を後にしました。

夜のセビリアの街へ繰り出す

レストランを出たのが夜の8時頃。ようやく日差しが和らいで、歩き回れる気温になっていました。人通りが多くなり、道なりのレストランを見てもどこも賑わっています。どうやらこの涼しくなる時間帯から人々は行動を始めるようです。確かに、私たちがデザートを食べ終わる頃に、レストランも忙しくなり始めていました。

食後の運動も兼ねて、旧市街に向けてお散歩します。旧市街エリアに入ると、建物のライトアップ、そしてタペストリーが飾られているのが多く見られました。調べてみるとキリスト教のコーパス・クリスティ(聖体祭)前日にあたることに気づきます。

タペストリーがライトアップされたセビリア旧市街の一角

どこからか音楽の演奏が聞こえてきました。「近くに行ってみてみよう」と小さな通りに入ったところで、音楽隊が演奏をしながら行進していく様子に遭遇します。

セビリア聖体祭の演奏隊

ご飯も美味しかったし、街を上げての聖体祭の様子も見れて、特別な瞬間に立ち会えた気がして感動でした。完全に空が暗くなったのは夜10時頃。それまで私たちはいろんな余韻に浸りながら、涼しくなった街を散策したのでした。

初日に行ったレストランを再び訪れる

セビリア滞在中に他のレストランも試したのですが、ある日のランチで相方が口に合わないメニューを引き当ててしまいテンションガタ落ち。最終日のご飯はぜひ美味しいところで締めたい。「そうだ、初日のあのレストランにもう一度行こう」と意見が一致。

この前と同じように、開店直後の時間帯に合うようにレストランに向かいました。相方の足取りもルンルンです。初日にサーブしてもらったウェイターのお兄さんも覚えていてくださり、「また来てくれてありがとう!」と驚きと嬉しさの混じった表情をしていました。

前回はシーフード縛りだったので、今回はお肉を中心にいただきました。スターターはアンダルシア地方のチーズと自家製パン。このパンもほんのり温かい状態で出てくるので、チーズがとてもすすみます。相方と「選んで間違いなかったね」とアイコンタクト。

メインには、豚肉のアップルソース煮込みと、また同じく豚肉のウイスキー煮込みをそれぞれ頼みました。アップルソース煮込みは、フルーティさと甘酸っぱさが豚肉の旨さを引き立てます。ウイスキー煮込みの方は香りに奥行きが出て、豚肉がさらに柔らかくなり美味しかったです。

もちろんデザートも外せません。初日に食べたカスタードミルフィーユも美味しかったのですが、チーズケーキが僅差で勝ったので、2人ともチーズケーキを頼みました。そして今回もまた、「こちらサービスです」と食後酒をいただいてしまいました。居心地もいいし、食事も満足、サービスも気持ちいいレストランで、セビリアに来るときはまたこのレストランに来ようね、と相方と約束するほどのお気に入りになりました。 

お会計を終えてお店を出る際、あのウェイターのお兄さんが「本当に来てくれてありがとう」と私たちと握手。私たちの方こそ、美味しい料理と楽しい時間をありがとう。セビリアに戻って来るときは、きっとまたここに食べに来ます。